ダークマンと呼んでくれ

ボロボロの顔や首、手を見られるのが嫌で日が暮れてから外出するようになった。

帰巣本能だろうか、夕暮れ症候群だろうか。あまりいい気分ではない。

早く帰りたいな、と思いながら買い物して、家に帰ってからも早く帰りたいな、と思う。

子宮にだろうか。

どこにも居場所が無い。

トイレがやや落ち着く。でもキレてドアを蹴っ飛ばしてから鍵がかからなくなった。

ウンチしてる姿を誰かに見られる!という不安と闘ってる。

居場所として人が南を目指すのは何故だろう。

ゲッタウェイ』『ソナチネ』、ブニュエルアレックス・コックスロバート・ロドリゲスが、南、メキシコに行った。オーソン・ウェルズもメキシコで映画を撮ってた気がする。

暖かくて開放的だから疲れてしまった人は行くのかもしれない。

性的虐待

気付いただけで一度母から性的虐待を受けた事がある。13か14くらいの頃だ。

夜寝てて、股間がムズムズするから薄目を開けたら誰かがチンコを弄ってた。

当時知識に乏しかったからフェラだったのか手コキだったのかは分からない。今も分からないし、それでいい。

誰がやってたのかも、答えを出してしまうのが怖くて分からない状態にしてた。

数年前ブチ切れた時にLINEで母に問い詰めたら認めた。

「仕方がないの〜!ついついやっちゃったの〜!可愛い俊哉が悪いの〜!」

呆気に取られた。馬鹿だコイツ。

何十年間もの苦しみをコイツに返すにはどうしたらいいんだろう。

コイツが見てる前で孫のノドでも掻っ切れば同じくらい苦しむだろうか。

でも、そういうのヤダ。可哀想、とかじゃなく生々しすぎる。

銃が欲しい。撃ち殺したい。急所を撃てば大して苦しまないと思う。

死んだら地獄行きだろうからそこで苦しんでほしい。

靴ヒモが結べない

首周り、腕、足に、かゆみと掻き過ぎてるからヒリヒリ感が常につきまとう様になった。

辛くて靴ヒモが結べない。サンダルとヒモ無しシューズばかり履いている。

酒を飲んでる時だけ苦痛を忘れられる。酒という鎮痛薬。

深夜にコンビニに買い足しに行った。

喫煙所でタバコを吸いながら、あれは月だろうか街灯だろうか、と月を見てた。

いよいよもって終わりなのか、と思う。何もしてない気がするのに、やたら嫌われる人生だった。あなた達は正しかった。神に見放されてる。頼りにもしてないが。

何だかなぁと思いながらストロングゼロを飲む。0になれる。

 

『カインドマインド』

寺脇と並行して進めてるシナリオ『カインドマインド』。

物(スマホ、TV、PC、冷蔵庫など)の感情を読めるという男・皆村正善(みなむら しょうぜん)の生放送TV番組が始まる。

「このスマホ・・・泣いてますね。乱暴に扱ってるでしょう」

番組に、テロ組織“地下組織ナーダ”で殺し屋をやっていたという少女・コアがやってくる。感情が無いという。正善に読み取ってもらい、自分が何なのか知りたい。

コアから感情を引き出すため、怒らせようとやたらウンチ呼ばわりしたりするが、コアの無表情は崩れない。

番組休憩中、コアが一瞬笑った。観覧席を見てる。

そこには一般観客の男がおり、誰でも出来る親指切断マジックをやってコアに見せていた。

正善「あの男は何だ・・・!?」

 

という感じで進んでく。

かずはじめ先生の「マインドアサシン」に影響受けてる気がする。

完成はいつになるやら。

 

ヘヴィ・スリーパー

一日中寝るようになった。

今日も朝7時頃に起きたが起きてても良い事ないし、何度寝を繰り返して18時まで寝てた。

そんなでも腹は減るもんで、夜コンビニに行く。

酒や猫えさ、夕飯を選んで、やたら若い(高校生?)女の子にレジを打ってもらう。

しばらくしたらレジカウンター内から「ペーポーペー、チキンガ焼キ上ガリマシタ」と機械音声が繰り返し告げ始めた。

へー、チキンが。と思ってたら店員さんがやたら気にして、

「私、働き始めたばかりでコレ止め方知らなくて・・・」

「ふふふ」

などと、ちょっとしたやり取りだけど妙に愛おしい時間が流れた後、退店。

人を愛すにはコンビニは丁度良いと思う。

立派な職業だから、ありがとうございます、を必ず言うようにしてる。

『コンビニ店員寺脇さん』もそんな時間が流れる、時に暴力的な映画にしたい。

レモ/第一の挑戦(監督:ネコ・ハミルトン)

レモが少し前からおかしい。

猫は眠る生き物だけど、それにしたって長時間眠り続けたり、誰の目にもつかない所に隠れたり、元気も食欲も無い。

明らかに死を悟った時の猫だ。

今は元気を取り戻したが、中治りだと思う。

死んでしまう。

東日本大震災の時、かなりていたらくな生活を送っていて、なけなしの500円を赤十字に寄付したが(凄いもんでちゃんと感謝状が届いた。500円なのに)、もっと世の中の役に立ちたくて猫の里親になった。

保護猫の施設、というか普通の一軒家に行って、何十匹もの子猫が俺の足元に集まった。

なんか、ウツだし、もうどれでもいいよ、と思ってたら少し離れた所でジッと俺を見てる子がいた。

綺麗な緑色の目をしてて、おとなしい、てのも俺と合いそうだと思い、その子を選んだ。

それがレモだった。

あれから13年。この子だけはずっと俺の側にいてくれた。

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動くものは全て殺せ

毒親、という言葉はあまり好きじゃないが俺の両親はどう考えても該当する親だった。

気付いたら(7、8才?)夏は暑い冬は寒い納戸に正座させられて母から体感時間3時間に及ぶ言葉の暴力を振るわれていた。

 

お前は何なんだ

むかつく

根暗

気持ちが悪い

その目はなんだ

お前が悪いんだよ

 

一言でも言い返せば言い返した事によって暴力が苛烈になるので、とにかく黙ってた。喋らなければいいんだ、と気付いてからはとにかく睨みつけてた。俺が異常に無口なのはこういう事があったから。「あんた喋んないじゃん」じゃないんだよ、クソ姉貴。殺すぞ。おめえは良いな、可愛がられてよ。

腹の立つ目だ気持ち悪い、と言われずっとコンプレックスを引きずっていた。一重だからそう言われるのかな、と考え、自分で二重にしようとした。

アイプチやら何やらやってると二重のクセがまぶたにつき、自然ではないんだろうが二重にはなる。だが左目しかならなかった。右目はまぶたがだるんとしてしまい、右目のみ二重整形することを選んだ。二十歳くらいの頃だ。

今、そのカルマに悩まされてる。加齢による顔面の変化で、どう見ても左右で目が、顔が違う。
じっと俺の顔を見て、アレ?なんか・・・この人エッシャー?て見てくる人が多い。

申し訳ない。

こんな状況に陥らせた人間、それも知らずに俺の尊厳を踏みにじる(姉、義兄「えー俊哉、卒業アルバムと顔違くなーい?(嘲笑)」)そんな奴らは数年以内に皆殺しにする。

作り笑いでやり過ごしてきたけど、我慢の限界なんだよ。