俺とアントン・ニューコム

ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーのリーダー、アントン・ニューコムと俺は一時期ちょっとした繋がりがあった。

15年くらい前、今は亡きUstreamでアントンは配信をしててそれをよく見てた。アントンがyoutubeでディグり当てた知られてない良曲を流したり、たまに自身が出てきて瞑想したり、という番組、DEAD.TV。

それの面白いところを録画してyoutubeにアップしていた。今思うと切り抜き動画の先駆だったんじゃないか。

そんな活動をアントンは面白がってくれて、よく配信で「見てるんだろ、トーキョー野郎!」神奈川なんだけどな、と思いつつもそんな繋がりが嬉しかった。

しかし段々辛くなってきて、俺英語ほぼ分からないから、何て言ってるかも不明な動画をアップする罪悪感みたいなものに囚われて、辞める、とアントンにメッセージを送った。

シカトされたが、その後の配信で

「トーキョーは精神的に辛いだの病気だの言って逃げた。ただやるだけだろ」

これはしっかり聞き取れて、今でも“ただやるだけ”が心に残ってる。

ただ、やれてない。もう何年も躓いてる。

だがやる。もう、やったらどれだけ傷つくだろう、とか、どんだけ損するだろう、とか考えない。心を無にして黙々とやり続ける。

ミュージシャンというより、一アーティストとしてのアントンの姿勢を目標にしなければ。

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